カエルの問題提起(真面目モード)
森岡さんをめぐる大事件
以後、更新はいたしません(2001年12月28日)
佐藤直樹著 『「世間」の現象学』(第1版第1刷)の目撃情報を求めています。
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*まえがき * タイトル:「世間」の現象学 (青弓社ライブラリー 21) 著者:佐藤直樹 出版社:青弓社 発行年月:2001年12月 *
この本のp26において、森岡さんに対する完全な事実誤認がありました。それも、決定的で、衝撃的で、ボクにとって本当に残念極まりない、事実誤認でした。まず問題の箇所を引用します。
佐藤直樹氏は、森岡さんについて「元オウム真理教信者」と完全に間違ったことを書きました。ボクは、佐藤氏が森岡さんや森岡さんを援用する○○氏を批判しているからショックを受けているのではありません(前後を読めばわかることですが、むしろ佐藤氏は好意的に森岡さんを援用する○○氏を取り上げているのです)。ボクがこれほどまでに憤る理由は、佐藤氏が森岡さんの活動や功績をろくに調べもしないで、まったくのデタラメを書いているところにあります。そして、佐藤氏の原稿をきちんとチェックするべき編集者、及びこれを出版した青弓社が、この事実無根のデタラメな箇所をやすやすと見逃しているところにあります。 いやいや。もっとズバリ言うべきですね。ボクがこの件を大事件だと憤る本当の理由は、つまりこういうことなのです。森岡さんの渾身の作、『宗教なき時代を生きるために』(法藏館)を読めばわかることです。 1。森岡さんは、「オウム真理教信者」になれなかったからからこそ、『宗教なき時代を生きるために』を書きました。 2。それでも、「オウム真理教」を我がこととして受け止めてしまうからこそ(分かりすぎるくらい分かるからこそ)、この本を書きました。 3。そして、世界には自分のような科学を信じることもできない、宗教も信仰できない、どうしようもなく孤独に落ち込んでいる人間がほかにもたくさんいるはずだというリアリティから、この本を書き上げたのです。 これが、『宗教なき時代を生きるために』の3つの根幹です。森岡さんは、いったいどんな気持ちで書き上げたのでしょう。森岡さんは、オウム真理教について書く上で、もう二度と思い出したくなかったさまざまな出来事を思い出して、こうして本に書いて決着をつけるまで、4ヶ月もかかったと述べていました。そしてそれは、つらくしんどい作業だったと語っていました。 『宗教なき時代を生きるために』は、この3点が出発点としてあったはずなのです。逆に言えば、この3点がなければ、決して書かれることがなかった本なのです。さらに森岡さんは、『宗教なき時代を生きるために』によって、提唱している生命学や自分自身の「大きな転機となるだろう」とさえ語っているのです。それほどまでに、オウムと向き合った森岡さんが、なぜ「元オウム真理教信者」などと、あまりに非情にあまりに無情に誤認されねばならないのでしょう。『宗教なき時代を生きるために』は、読売・朝日・毎日・産経・共同通信その他多くの書評で紹介されて大変話題になったばかりではなく、実際にオウム信者を含む多くの人々がこの本によって励まされたはずなのです。 とすると、これは単なる事実誤認以上の、大きな事件なのではないでしょうか。少なくともボク個人としては、単なる事実誤認では済まされない問題だと思ってしまうのです。これまで森岡さんが、ことあるごとにあらゆるところで発表してきた文章や、発言や、功績が完全に否定されるような気がするからです。そして、そんな森岡さんについていったファンたち(特に『宗教なき時代を生きるために』に共感ないし感動した人々)をなし崩しにするような気がするからです。ボクはそれを思うと、本当にやりきれなくて、ただただ悲しいのです。 *** ボクがこの事実を森岡さんご本人に問い合わせたところ、森岡さんは2001年12月26日の時点で出版社の青弓社に対し、この『「世間」の現象学』を回収してほしいとの意思を伝えたとのことです。そして、2001年12月26日までに青弓社から「取次と書店に回収を依頼した。年末だから少し時間がかかる」との回答を得たということです。 デタラメを書かれて名誉を傷つけられた森岡さんへ、著者の佐藤氏と出版社からそれぞれ謝罪文が届き、森岡さんの意思を汲んだ青弓社は問題の本を回収することに決めた----果たして、これで問題が解決したと言えるのでしょうか? この本をすでに購入してしまった人々はどうするのだろう?また、購入を決めてしまった図書館はどうするのだろう?この事件は、ただ回収すれば解決する問題なのか。訂正とお詫びの文書は発表されるのだろうか。いったい、いつどこでどうやって?そして、この本を読んでしまった人々は、訂正箇所に気付いてくれるのだろうか。たった一言で、この事件は片付くものなのだろうか。ボクは、あまりの問題の深さに茫然としてしまうのです。 けれども、もちろん、ボクは直接の被害者ではありません。それにボクには法律の知識もありませんし、社会を納得させるだけの力もありません。しかし、少なくとも森岡さんの一ファンとして、とても大きいショックを受けたからこそ、こうしてネットにおいて声を上げました。もちろん、この事件は出版社のモラルの低下を原因にあげることもできるでしょう。しかし、そんなことでひとくくりされてよいのでしょうか。これは、誤植じゃないんです。ボクはがっかりです。ショックです。鼻の奥がツーンとして泣けてきます。 そんな思いで、ボクはあえてセンセーショナルにこのページを作ったのでした。ここまで読んでくださったみなさん、どうもありがとケロ。あまりの不条理さに、思わず立ちつくすボクの苛立ちのかけらが、ほんの少しでも伝わったなら幸いです。 * 最後に事件の発端となった本の紹介をリンクしておきます。 *
* *追記その1 「現在品切れ中です」 「品切・重版未定」 と書かれてありますが、今月発売されたばかりの新刊が、なぜもう「品切れ」なのですか?きちんと本当のことを書いておいた方がいいでしょう。ウソにウソはいけません。さらに訂正とお詫びも載せるべきです。不誠実です。 * *追記その2 * *追記その3 * また同時刻、bk1でも「取り寄せ対象」になっており、「bk1及び提携先の取次にも在庫がない書籍です。 ご注文いただいてから、お取り寄せ手続きをさせていただきます。通常1〜2週間以内での入荷が可能です。出版社側での在庫状況により2週間以内にお取り寄せができなかった場合には、ご注文を取り消しさせていただきます。」となっています。 * また同時刻、JUNKUDO BOOK WEBでは「書棚は、現代社会分析です。 在庫有り 10冊」となっています。 http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ID=0101919414 * また、同時刻、skysoftでは「出版社取り寄せ対象」で、「スカイソフト及び取次に在庫がないため、出版社からの取寄せとなる書籍です。通常、1-2週間以内にお届けが可能ですが、出版社の事情によりお取寄せができない場合もあります。2週間以内にお取寄せできない場合は、ご注文をキャンセルさせていただきますので予めご了承ください。」となっています。 http://www.skysoft.co.jp/Newskysoft/GetTitleDetail.asp?UserID=3789474&C=9&ISBN=4787231944 (01/12/27) * 追記その4
* 追記その5
というコメントがつけられていました。 * 追記その6 * 追記その7 「事件レポ」、感情のままに舌足らずに書き散らしてみたわけですが ふつつかなボクの認識不足で「やりすぎ」・「言い過ぎ」の部分も あったかと思われます。気分を悪くされた方いましたらごめんなさい。 ページ開始から、たった丸一日と数時間でしたが「森岡さんをめぐる大事件」ページの更新を終了します。 以後、このページは記録ページとして電脳のお池に残しておくつもりです。 |