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夢見る頃
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けさ、夢を見たの。エリスは透明なカエルのたまごのなかで膝を抱いて泣いてたわ。お空には、羽根のはえたコウモリトカゲが、からだをふわふわさせながら、一匹ずつ宙返りをしていたの。あ、インコが足の指をなめてる。そう、これが真実の姿。神々より伝えられし、小鳥の世界なのよ。
あなたはもう動けない。あなたはもうわたしの餌食よ。皮膚を一枚、一枚はがしていって、そのなかにやわらかなビロードの液体をたたみかけるの。そこは、昼の光と夜の水音が右に行ったり、左にカーブを切ったりしている泡の綿飴のつぶつぶ。あなたはわたしの眼のなかに吸い込まれる。吸い込まれながら、小さな水鳥になったり、うさぎ型のチョコになったりして、歌を指先から遠くへと伸ばしていくの。その先にあるのは、小鳥の世界。そう、神々より伝えられし、神秘なるパパの宇宙。
ほら、エリスは浮かんじゃう。たんぽぽのへりから、ぴぴぴぴ、って飛んじゃう。インコさんの羽根の裏から、すいーって泳いじゃう。わたしをみつめるのは、だれ? わたしを引き寄せようとするのは、雲のようなあなたの魂なの? かたまりのようなあなたの雲のなかの氷なの? エリスの首は、バタフライ。イエローなバタフライ。ビートがハウスな、アーシアン。プリクラ、あぜくら、ポトラッチ。接続、切断、異常信号が襲来してます。わたしはだれ? わたしは、インコ。きれいな、やさしい、ふわふわの羽根の裏に顔をうずめる、世界保護鳥の、エリスインコなの。