Ellis in Wonderland


ホーム > エリス写真集インデックス > 写真集4 > このページ


流れ寄ったインコの実



マゼラン海峡より東に向かうこと一万里。ここではインコの三文判を作成してる。


液体になって波に溶けたインコ、混沌として風に乗ったインコなどが、鈴なりになって生まれてる。ほら、寄せてくる波の向こうに、インコの地図で表現された、あの古代大陸が見えるわよね。


ところで三文判は、誰が押すの?そうよ、みんなで押すのよね。 それはどんな形をしているの?HOがお手々をむすんだおりこうさんの集合体ね。 それは熱いの冷たいの?若干冷たいけど、凍るほどではないわ。 それはどんな味をしているの?クジラとイルカをまぜたマンボウの味。 それはころころ転がるの? それとも四角いの?おにぎりよりまあるくって、横から見たら、お月さまよりとんがってるの。 空から見たらどんな色に見えるの?基本は、透き通ったグリーン。ときどきお日さまがうれしくてピヨピヨ鳴いてる。 表面はざらざらしているの?すべすべしてるわりには、ずいぶん浸食が進んでる。 そのなかには何が住んでいるの?植民地化を怖がってる人々が住んでるの。 ゼンマイ仕掛けは壊れていないの?そうね、嵐のあとは、エリスがこまめに直してる。 インコはそこに舞い降りるの?うん、呼んでないのに現われる。あまりに自由でありすぎる。 砂浜に三文判はどんな痕を作るの?前二本、後ろ二本のよちよちあんよの、ガニ股っぽいわだちを作るの。ほらね、いま湿った液晶大地に刻まれた。せっかくのいい写真なのに。

Back to the Previous Page