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ロングティー・ブレイク

ちょっぴり長めなかわいい考察

■電車について その2 詩人編
 
エリスの好きな詩人は、駅員さんがお好き。
お名前は、松岡宮にゃん
ホームページは、「駅員と私」

http://homepage1.nifty.com/MIYA-MATSUOKA/

「駅員と私」という命題の実証に余念のない宮にゃん。彼女の中を通過し、超越するに至った駅員さんの表象だけが、私たちの目に触れることとなります。
そうして、世界に投げ出された駅員さんは、宮にゃんだけのものでなく、それを読む私やあなたのものになる。このとき、駅員さんを支配し尽くしたい思いと、駅員さんを人々に知らせたいという思いが、宮にゃんの心の中で、せめぎ合う(違うかなぁ?)。独り占めの悦楽と、解放による孤独。宮にゃんが昇華させた駅員さんの結晶をみるたびに、そんな宮にゃんのいじらしさが伝わってくる。

けれど、宮にゃんはたぶん、ご自分のことより駅員さんのことを噂されたいんじゃないかな。ここからは、私の知っている駅員さんのことをお話したい。南海線関西空港駅の駅員さんは、おそらくお魚好きだ。乗客から見えるところにある駅員詰め所では、たくさんのメダカや金魚、川魚が大事に飼育されている。メダカの水槽の後ろには、こんな標語があった。

っちゃ便利 から買ってね んくうで」。

JRを除いたほとんどすべての公共交通機関で使えるカード「スルッと関西」販売促進の文句だ。お魚好きの駅員さんって、本当にかわいいことをする。
鳥好きの駅員さんもいる。走っている電車は、飛んでいる鳥を傷つけてしまう。また、巨大で深い駅の中に迷い込み、脱出できずに閉じ込められてしまう鳥もいる。JR京葉線のある駅員(運転士)さんは苦悩する。

参考文献:『ごめんね、傷ついた鳥たちよ 電車運転士の救助活動』井上こみち著(ポプラ社)

p8 「鳥のことなんか気にしてはいけないんだ。ひとの安全をまもるのが運転士の仕事じゃないか」
p32-33 「悪夢だ。自分の電車が鳥をこんなめにあわせるなんて……。鳥をころすなんて。鳥をころすために運転士になったんじゃないのに……」

勤務が終わったあと、蛍光色のベストとヘルメットを装備し、懐中電灯を片手に鳥の救出へ向かう駅員さん。軽い傷の鳥ならば、鳥病院のアドバイスを受けながら家族と一緒に自宅で手当をするという。重い傷を負った鳥は行徳野鳥観察舎に連れていくという。
ここへは、私も傷病鳥を連れていったことがある。収容された鳥たちでパンク寸前のこの施設は、観察舎というより鳥の野戦病院だった。

駅員さんが動かすのは、電車だけでない。改札口から、運転席から、ホームから、 おちゃめな駅員さんや立派な駅員さんが、私の心を動かす。そしてどんな時も、ただ黙って見送ってくれる。そんな駅員さんは、いつだって思索と詩作のよい対象になってくれる。

電車についてその3・・・「女性専用車両」編
電車についてその4・・・ 「『僕の行方』と『なごり雪』」編
を順次アップインコ予定ぴ。おたのぴみにね!