Ellis in Wonderland


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第3新東京市の惣流・エリス・ラングレー

あ、電柱が倒れたわ。空から何か降ってくるの。海の底を泳ぎながらエビみたいなやつが攻めてくるの。弐号機シンクロ・スタート! 待って、そのまえに、インターフェイスをきちんとつけなきゃ。エリスはいつもおしゃれなの。鏡を見ながら、今日も、身だしなみに余念のないラングレー。あ、お外は、もう夕暮れの光だわ。エリス、小さいときに、砂場でよく遊んだの。ぶらんこがゆれてて。砂に足形をおもいきり付けたりしたの。猫の声が聞こえる。鳥さんは、どこ? インコを肩に乗せて、弐号機、出撃!


だめだめ。乗る前にきちんと確かめなきゃ。リボンはちゃんと結べてる? インターフェイスは左右対称? エリスのきれいな髪はさらさらになってる? エリスのかわいいお顔は、今日もいちばんきれい? エリスの小鳥のような声は、今日もみんなをうっとりさせてる? エリスはエントリープラグに乗るときも、鏡を持っていくのよ。でも、いつかは、鏡を割るときがくるの・・・。

ここはシンジとミサトと一緒に住んでるマンション。どうやら、使徒襲来は誤報みたいよ。もう、まったく、バカシンジなんだからあ。ミサトは、あたしと暮らしてるのよ。ま、どっちが優秀かを考えれば、当然の選択よね。あしたのお弁当のおかず、ちゃんと買ってきなさいよ。もう、シンジったら、とろいわねえ。セミもうるさいし、夏はきらいよ!


 

ここは、旧箱根湯本よ。ここからは、箱根の山がよく見える。でも、みーんなここを離れちゃったわ。使徒はまだ来るの。なぜって、使徒は、みんなのこころの奥深くに住んでいるもの。すきを見ては襲ってくるのよ。エリスはこんなにかわいいけれど、エリスのこころのなかにも、使徒はいるかもしれない。そう、エリスは、人間と使徒の両面をもっているわ。リボンのレッドと、制服のブルー。これは存在の光と影だわ。でも、まだ分からないの、ATフィールドの意味。だけど、あんたとだけは、死んでも、イヤ。

終劇

 

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